五味(ごみ)

中医学では、食物をその働きによって五味に分類しています。五臓を養う五味は過不足になると逆にその五臓を悪くしてしまいます。

1. 酸味
肝を養う。肝は、目、爪に反映する。肝は、血を貯え、血流量をコントロールし、また精神の調整をはかる。酸味はものをひきしめ、収斂する作用がある。

2. 苦味
心を養う。心は、舌、顔色に反映する。心は、血のポンプで、精神、意識、試錐(考えること)の活動をする。

3. 甘味
脾を養う。脾は、口に反映する。脾は、消化吸収や栄養物、水分を全身に運ぶ、統血する。甘味は調和、補う作用がある。

4. 辛味
肺を養う。肺は、皮、毛、鼻に反映する。肺は、呼吸によって「気」の生成に関わる。全身の様々な機能を発現する。辛味は、発散する作用と循環をよくし、温める作用がある。

5. 鹹(かん)味
腎を養う。腎は、耳と二陰(前陰を生殖器・尿道、後陰を肛門)に反映する。腎は、生長、発育、生殖、知能、老化に関わり、体液の代謝を調整する。鹹味は、ものを和らげ、潤す作用がある。

関連商品

  1. 水快宝(すいかいほう)

    「水快宝」はヒルとヒルの働きを補助する三棱(サンリョウ)、莪朮(ガジュツ)、山楂子(サンザシ)を原料とし配合した健康食品です。

  2. 勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)

    ビャクシ、ソヨウ、カッコウなど13種類の植物性生薬から構成され、これらの生薬から抽出したエキスを顆粒としたもので、体力中等度以下の方の感冒、暑さによる食欲不振、急性胃腸炎、下痢、全身倦怠の改善を目的としたもの。

  3. 麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)

    ニンジン、バクモンドウ、ゴミシの植物性生薬から抽出したエキスを顆粒としたもので、虚弱体質、肉体疲労、病中病後、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症、発育期の滋養強壮を目的とした製剤。

  4. 頂調顆粒(ちょうちょうかりゅう)

    ビャクシ、センキュウ、キョウカツなど9種類の植物性生薬から構成され、これらの生薬から抽出したエキスを顆粒としたもので、体力に関わらず使用でき、頭痛がある方のかぜ、血の道症、頭痛の改善を目的としている。

  5. 薬食同源(やくしょくどうげん)

    「五味は、五臓を養う」とし、食事が体の健康維持に深いつながりがあるとされています。

  6. 五臓(ごぞう)

ページ上部へ戻る